コスマーティ(その他表記)Cosmati

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コスマーティ」の意味・わかりやすい解説

コスマーティ
Cosmati

12世紀から 13世紀にローマおよびその近郊で活躍した大理石モザイク装飾家たちの総称。のちには彫刻および建築も手がけているが,その特色は細かな大理石のモザイクによって行う装飾にある。おそらくコスマの名前をもつ芸術一家が中心と考えられるが,現在ではそれより広い意味をもつ。 1100年頃からローマで知られはじめ,建築物のフリーズ回廊の舗石や墓碑建築物の装飾,また聖堂の典礼用具や調度品に施した装飾がある。基本的に幾何学的なフォルムを特徴とし,数種の色彩の石などを使用はするが立体感をもたせたデザインは行わない。起源についてはシチリアを経てローマにもたらされたビザンチン聖堂のモザイクの影響が推測されるのみで明白でない。 13世紀にはゴシック美術の影響によって繊細なフォルム,細かなモザイク片を用いる装飾が発展。ローマのサン・ロレンツォ・フオリ・レ・ムーラ聖堂の枢機卿フィエスキの墓あるいはビテルボのサン・フランチェスコ聖堂の教皇クレメンテ4世の墓などの遺例がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む