こせつく(読み)コセツク

デジタル大辞泉 「こせつく」の意味・読み・例文・類語

こせ‐つ・く

[動カ五(四)]気持ちにゆとりがなく、こせこせする。
「多忙に食い殺されはしまいかと思われる程―・いて居る」〈漱石吾輩は猫である
[類語]こせこせ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「こせつく」の意味・読み・例文・類語

こせ‐つ・く

〘自カ五(四)〙 (「つく」は接尾語)
① こせこせする。あくせくする。
※歌舞妓年代記(1811‐15)七「静が切かけるをぎゃうさんに驚かぬ所はこせつかずしてよいぞ」
② こまめに漁る。
人情本春色辰巳園(1833‐35)後「その癖寿楽なんぞは、世界中の女をこせつく癖に」

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