コタルディ(その他表記)cotehardie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コタルディ」の意味・わかりやすい解説

コタルディ
cotehardie

コトハーディともいう。 14~15世紀にかけて西洋男女が着用した上体部にぴったりした表衣。元来は奇抜な表衣の意で,男性用は腰丈であるのに対し,女性用は床丈で,ウエストを細めてあるのが特色袖口にはティペット tippetという長い垂れ布の飾りがついたりした。

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世界大百科事典(旧版)内のコタルディの言及

【袖】より

…中世のコットダルマティカなどのチュニックは身ごろと続けて織られた袖であり,また,手首にかけてぴったりした袖や手首に向かって広がった袖などが現れた。コットの上に着用されるシュルコという外衣や,コタルディcotardieと呼ばれるコットの変り型などは,下着のぴったりした袖に対し装飾的で,袖口が細長く垂れたり,ティペットというひも状の袖飾をつけたりした。一般に上着の袖は幅広で,袖口から下着の袖が見えていた。…

※「コタルディ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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