コドレアーヌ(読み)こどれあーぬ(その他表記)Corneliu Zelea-Codreanu

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コドレアーヌ」の意味・わかりやすい解説

コドレアーヌ
こどれあーぬ
Corneliu Zelea-Codreanu
(1899―1938)

ルーマニアのファシズム団体の指導者。モルダビアの中心ヤーシでポーランド・ウクライナ系の父とドイツ系の母との間に生まれる。ヤーシ大学教授クーザが1923年に結成した反ユダヤ主義団体の国家キリスト者防衛連盟に参加、24年逮捕されたが、翌年釈放されると警察署長を射殺して名をあげた。27年に大天使ミハイ軍団を結成、30年にその戦闘組織として鉄衛団を組織した。国際ファシズムの波にのって鉄衛団は躍進したが、38年にカロル2世によって解散させられた。コドレアーヌは逮捕され、11月30日に他の13人の団幹部とともに「脱獄を企てた」として射殺された。

木戸 蓊]

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