コビリャン(英語表記)Covilhã, Pero da

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コビリャン」の意味・わかりやすい解説

コビリャン
Covilhã, Pero da

[生]1450頃
[没]1525以後
ポルトガルの旅行家。国王ジョアン2世 (完全王)の命を受け,1487年アフォンソ・デ・パイバとともに香辛料の通商路とプレスター・ジョンの支配するという伝説 (→司祭ジョン伝説 ) のキリスト教国についての確実な情報収集に出発アデンでパイバと別れ,インドにおもむいた。のちアビシニア (エチオピア) に渡り,再び帰らなかった。

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世界大百科事典(旧版)内のコビリャンの言及

【ポルトガル】より

… 鉱業ではタングステン,大理石,石灰石がおもな資源であるが,その埋蔵量は少ない。工場地帯はブラガからセトゥバルに至る海岸線,ことにポルトとリスボンの周辺に集中し,内陸では毛織物工業のコビリャンCovilhã,繊維・化学・パルプ・製紙工業のトレス・ノバスTórres NovasとトマルTomar,およびアブランテスAbrantesとを結ぶ三角地帯が挙げられる。最近,南部のシネスSinesに石油精製・化学工業を中心とする一大コンビナートが建設された。…

※「コビリャン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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