コンモディアヌス(その他表記)Commodianus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンモディアヌス」の意味・わかりやすい解説

コンモディアヌス
Commodianus

3~5世紀頃のローマのキリスト教詩人。出身はガリアともアフリカともシリアガザともいわれる。その『訓令詩集』 Instructionesは2巻 80歌から成り,ユダヤ人や異教徒に対してキリスト教の信仰を擁護し,キリスト教会の種々の地位の人々に指針を与えるためのもの。『弁明歌』 Carmen Apologeticumも同様にキリスト教擁護のための詩で,1060行から成る。韻律音節長短よりもむしろ強弱アクセントと音節数に従う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android