精選版 日本国語大辞典「指針」の解説
し‐しん【指針】
〘名〙
① 時計、磁石盤、計器類につけられた、目盛りを指示する針。
※颶風新話(航海夜話)(1857)初「北半球では時計の指針とあちこちで、右から左へまはり」
② (比喩的に) 物事をそれによってすすめるべき方針、手引。
※文明東漸史(1884)〈藤田茂吉〉内篇「太閤記を参考し、信長の為めに其計画せし所を推せば、其指針の趣向瞭然たり」
③ 指先。
※最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉三一「胼胝霜ヤケに脹、指針(シシン)の働らきを失ふて」
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