コートールド美術館(読み)コートールドびじゅつかん(英語表記)The Courtauld Gallery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コートールド美術館」の意味・わかりやすい解説

コートールド美術館
コートールドびじゅつかん
The Courtauld Gallery

イギリスの首都ロンドンのサマセット・ハウス内にある美術館。1931年,絹織物業で財をなした実業家サミュエル・コートールドの援助により,ロンドン大学コートールド美術研究所が設立され,1932~47年コートールドより相次いで印象派(→印象主義),後期印象派の作品が寄贈された。1958年,ロンドンのブルームズベリー地区に大学付属美術館として開館し,1990年サマセット・ハウスに移転した。美術評論家ロジャー・エリオット・フライ,ロバート・ウィット卿,リー・オブ・フェアラム子爵,マーク・ガンビア=パリー,アントアーヌ・サイラーン伯爵などからの作品寄贈が相次ぎ,今日ではルネサンス以降の美術品を幅広く所蔵している。

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