ゴクラクチョウカ(読み)ゴクラクチョウカ(その他表記)Strelitzia reginae; bird-of-paradise flower

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴクラクチョウカ」の意味・わかりやすい解説

ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)
ゴクラクチョウカ
Strelitzia reginae; bird-of-paradise flower

バショウ科多年草ストレリッチアともいう。原産南アフリカのケープ地方。切り花や鉢植など観賞用に温室で栽培される。地下に太い根茎があり,ここから直接根生する葉は高さ 1mほどでバショウの葉に似ている。花茎は高さ1~2m,先端に大きな包葉を斜上してつける。この包葉は質が硬く,長さ 15cmほどで緑色,基部は紫色を帯び,また緑の部分は赤や黄を帯びて美しい。この包葉の中から6~8個の花を上向きにつける。外花被片3枚は黄色,内花被片は舌状で明るい青色をし,包葉とともにはなやかな色彩で著名である。

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世界大百科事典(旧版)内のゴクラクチョウカの言及

【ストレリチア】より

…バショウ科ゴクラクチョウカ属Strelitziaに属する多年草で,南アフリカに4~5種を特産する。葉は対生し,革質で,バショウの葉に似る。…

※「ゴクラクチョウカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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