ごみ固形燃料(読み)ごみこけいねんりょう

百科事典マイペディア 「ごみ固形燃料」の意味・わかりやすい解説

ごみ固形燃料【ごみこけいねんりょう】

不燃物を取り除いた紙,布,木,プラスチックなどの可燃性ごみに,石灰などを添加して,乾燥・圧縮し(約5分の1),棒状に成型した燃料石炭と同等程度の熱量をもち発電用の燃料として利用する。小規模なごみ焼却炉をこのごみ固形燃料発電に転換することで,ダイオキシン対策,サーマルリサイクル(熱回収)などが期待されている。福岡県大牟田市や広島県福山市で計画が進行している。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android