ごみ固形燃料(読み)ごみこけいねんりょう

百科事典マイペディア 「ごみ固形燃料」の意味・わかりやすい解説

ごみ固形燃料【ごみこけいねんりょう】

不燃物を取り除いた紙,布,木,プラスチックなどの可燃性ごみに,石灰などを添加して,乾燥・圧縮し(約5分の1),棒状に成型した燃料石炭と同等程度の熱量をもち発電用の燃料として利用する。小規模なごみ焼却炉をこのごみ固形燃料発電に転換することで,ダイオキシン対策,サーマルリサイクル(熱回収)などが期待されている。福岡県大牟田市や広島県福山市で計画が進行している。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android