サイクルスチール(その他表記)cycle steal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイクルスチール」の意味・わかりやすい解説

サイクルスチール
cycle steal

コンピュータ主記憶装置読み書き (read-write) が周期的に行われるが,この主記憶装置を利用したいという装置がいくつもあって (演算装置チャンネルなど) ,同時に主記憶装置にアクセスする場合が出てくる。したがって読み書きの1周期が終了としたとき,次にどの装置が主記憶装置にアクセスできるかはタイミングによる。中央処理装置が主記憶装置に要求を出す間隙を縫って外部装置が主記憶装置の1周期をとってデータ入出力を行うことを繰返し,主記憶装置を利用する方法をサイクルスチールによるメモリアクセスという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android