コンピュータの構成要素の一つで、機械語の命令を解釈し実行を制御する装置。略してCPUともいう。普通、四則演算、論理演算、桁(けた)移動などを行う算術演算装置、および記憶装置に記憶された命令を順次取り出して解釈し、算術演算装置や他の装置へ適切な指示を与える制御装置とからなる。コンピュータの頭脳に相当する装置。現在では、多くの場合、これらの機能は1チップのLSI(大規模集積回路)に集積されているので、MPU(micro processing unit)またはマイクロプロセッサーということもある。
[土居範久]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… さて,コンピューターがプログラム,すなわち命令の系列を自動的に実行していくためには,(1)個々の演算を行う回路と,(2)実行制御を行う回路が必要である。この二つを合わせて中央処理装置(CPU,central processing unit)と呼ぶ。 CPUのうち,各種の演算を行う回路全体をALU(arithmetic and logic unit)と呼ぶ。…
※「中央処理装置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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