サイドスキャン・ソナー(その他表記)side-scanning sonar

最新 地学事典 「サイドスキャン・ソナー」の解説

サイドスキャン・ソナー

side-scan sonar

水中曳航体の左右に取り付けられた送受波器アレイから水底に向けて扇状に掃引された超音波が水底表層部で反射した後方散乱波(backscattering wave)の強度をもとに,底質情報を画像化するシステム。サイドルッキング・ソナー(side-looking sonar)とも。用いる周波数により,水底の数cm程度の岩石や砂地に残されたリップルマークなどの精密画像から,数km~数十kmの大きな構造を1回のスワッスで可視化できるシステムまである。一般に,曳航体直下にナディアゾーンと呼ばれる画像の欠損がみられる。マルチビーム音響測深機の機能を有し,底質と海底地形の情報を同時に得られるものもある。

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参照項目:マルチビーム音響測深機

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイドスキャン・ソナー」の意味・わかりやすい解説

サイドスキャンソナー
side-scanning sonar

船舶後部で曳航される装置から超音波のビームを進行方向に垂直に発射し,海底面からの反射強度の強弱から,海底表面の構造などの情報を得る装置。測深機よりも情報を得られる範囲が広いため,最近よく用いられるようになった。最近では位相解析から深さ情報も得られるものも開発されている。イギリスの GLORIA,アメリカの SEAMARK,東大海洋研の IZANAGIなどが深海学術調査の分野では有名である。海底のパイプラインなども明瞭に把握できることから,海洋開発などでも広く用いられている。

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