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測深機 そくしんきdepth sounder

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

測深機
そくしんき
depth sounder

海や湖などの水深をはかる機械。測深儀ともいう。あわせて水底の地質 (底質) を知ることができる。機種によっては魚群探知もできる。現代では種々の原理による多様な種類の機械が使われている。機構は単純なものから精巧,高性能なものまであり,測定範囲も極浅海用から,1万 5000mまでもはかれる深海用まである。測鉛は鉛のおもりを麻紐で下げて水深を測定する。最も単純であるが,現在も広く利用されている。測鉛底部のくぼみにグリースや石鹸を詰め,底質を知ることもできる。音響測深機は超音波を利用して水深,底質を知る最も精巧な自動的機械で,精度もよい。現在では魚群探知機として広く利用されている。このほか水圧を利用した測深機もある。

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百科事典マイペディアの解説

測深機【そくしんき】

海洋において水深を測る機械の総称。ロープまたは鋼索におもり(測鉛)をつけ,着底した時の長さを測る錘測法ではロープや鋼索の繰出し・巻揚げに用いる一種の巻揚機のことをいう。

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大辞林 第三版の解説

そくしんき【測深機】

水深を測るための装置。ワイヤーに錘おもりをつけたものと、超音波の反射を利用する音響測深機とがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

測深機
そくしんき
sounding machine

水深を測る道具または装置の総称で、測鉛、音響測深機も含むが、一般にはケルビン式測深機をいう。測深儀ともよばれる。測鉛(レッドlead, sounding lead)は鉛の六角柱のおもりに深さの目盛りを施したロープを取り付けたもので、数十メートルまでの水深しか測ることができない。ケルビン式測深機は、ボイルシャルルの法則により測鉛に装備した細いガラス管に水圧によって浸入する水の量を測定して水深を知る装置で、イギリスのケルビンが発明、1870年ごろから急速に普及したが、現在では使用されていない。その後、1940年代に実用化された音響測深機が、電子工学の発達につれて信頼性を増し、測深機の主流を占めるようになり、150トン以上の船舶では船舶設備規程によって装備が義務づけられている。[飯島幸人]
『伊関貢・庄司和民著『航海計器学』(1950・海文堂) ▽飯島幸人・林尚吾著『航海計器』(1986・成山堂書店) ▽米沢弓雄著『基礎航海計器』(1995・成山堂書店) ▽田口一夫・田畑雅洋著『海洋計測工学概論』(1997・成山堂書店)』

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