日本大百科全書(ニッポニカ) 「サカリヤの戦い」の意味・わかりやすい解説 サカリヤの戦いさかりやのたたかいSakarya トルコ共和国成立の基礎となったギリシア軍との戦い。第一次世界大戦後、連合国と敗戦国オスマン帝国とが結んだセーブル条約に基づきアナトリア進駐を企てたギリシア軍に、同条約を認めないムスタファ・ケマル(ケマル・アタチュルク)に率いられたトルコ国民は激しく抵抗し、1921年8月アンカラ東方50キロメートルのサカリヤ川においてギリシア軍を撃破した。その後ギリシア軍はアナトリアから退却し、アタチュルクが樹立したアンカラ政府はイスタンブールのスルタン政府を廃してトルコ共和国を成立させた。[設楽國廣][参照項目] | トルコ革命 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例