サナンダジュ(その他表記)Sanandaj

改訂新版 世界大百科事典 「サナンダジュ」の意味・わかりやすい解説

サナンダジュ
Sanandaj

イラン西部,クルディスターン州の中心都市。人口32万7969(2003)。住民は大部分クルド族。1636・37年,サファビー朝宗主権を認めるクルドの有力君侯アルダラーン家のスレイマーン・ハーンによって建設された。1867・68年,同君侯国がカージャール朝によって取りつぶされるまで政治の中心地であった。現在,付近で産出する没食子(ぼつしよくし),トラガントゴム,キツネの皮の取引の場としてにぎわい,またクルミの木の加工製造業(すごろく・チェス盤,巻タバコ入れ)で知られ,じゅうたん産業も盛んである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 坂本

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む