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没食子 もっしょくしgallnut

翻訳|gallnut

7件 の用語解説(没食子の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

没食子
もっしょくし
gallnut

ブナ科植物の葉にできる虫 癭 (ちゅうえい) で径 2cmぐらいの塊状。モッショクシバチ Cynips tinctoriaの産卵に起因する。没食子酸誘導体であるタンニンを含み,染料,皮なめしインキの材料などに使われる。

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デジタル大辞泉の解説

ぼっしょく‐し【没食子】

もっしょくし(没食子)

もっしょく‐し【没食子】

《食べられない果実の意》小アジア産のカシナラ類の若枝に、タマバチが産卵のときに刺すことによって生じる虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)。直径約2センチほどの球状。タンニン酸インクの原料。ぼっしょくし。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

没食子【ぼっしょくし】

〈もっしょくし〉とも。ブナ科ナラ属の若枝の付け根にインクタマバチが寄生して生じた虫こぶを乾燥したもの。五倍子と本質的に同じもので,寄生昆虫の種類が異なるだけ。直径1〜2.5cmほどの,内部に空洞がある淡黄〜帯灰緑色の球形または西洋ナシ形物質。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

ぼっしょくし【没食子 gallnut】

〈もっしょくし〉とも読む。ブナ科ナラ属Quercusなどの若枝の付け根に寄生したインクタマバチCynips gallaetinctoriaeによってできる虫こぶ。樹種,虫種以外は五倍子と同じである。ヨーロッパではタンニン酸の原料となることもある。Q.pedunclataにできるクノッペン没食子,Q.lusitanica var.infectoriaにできるアレポ没食子Aleppo gallなどがある。

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大辞林 第三版の解説

ぼっしょくし【没食子】

もっしょくし【没食子】

小アジア・シリア・イランなどにあるブナ科植物の若枝にタマバチ類の昆虫が産卵し、その刺激でできるこぶ状の虫癭ちゆうえい。タンニンを多く含む。ぼっしょくし。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の没食子の言及

【インクタマバチ】より

…幼虫はナラ類の小枝に直径15~20mm,ほぼ球形の虫こぶをつくる。この虫こぶは没食子(ぼつしよくし∥もつしよくし)と呼ばれ,とくにQuercus lusitanica var.infectoriaというナラにつくられた虫こぶは,タンニンを70%近くも含んでいる。このため古くから,イラン,トルコ,ギリシアなどからヨーロッパに輸出され,インキの製造,染色,皮なめしに用いられてきた。…

【虫こぶ】より

…虫こぶを作る動物は99%が昆虫で,ほかにダニ,クモ,糸状虫がある。とくにブナ科植物に作るインクタマバチの虫こぶを没食子,ヌルデ属植物に作るアブラムシ類の虫こぶを五倍子と呼び,タンニンの原料とする。しかし,作物,果樹にできた虫こぶは,生育の妨げとなる。…

【没食子】より

…ヨーロッパではタンニン酸の原料となることもある。Q.pedunclataにできるクノッペン没食子,Q.lusitanica var.infectoriaにできるアレポ没食子Aleppo gallなどがある。五倍子【善本 知孝】。…

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