最新 世界スポーツ人名事典 「サムエルワンジル」の解説
サムエル ワンジル
Samuel Wanjiru
マラソン
生年月日:1986年11月10日
国籍:ケニア
出身地:ニャフルル
学歴:仙台育英高卒
経歴:ケニアのキクユ族出身。14歳で陸上を始め、中学3年でケニアのジュニア選手権5000メートル優勝。2002年仙台育英高に留学のため来日し、全国高校駅伝2連覇に貢献。卒業後はトヨタ自動車九州に入社。バルセロナ五輪マラソンの銀メダリスト森下広一監督の指導を受けた。2007年2月ハーフマラソンの世界記録を更新、3月には自身の記録を18秒縮める58分35秒をマーク。12月初マラソンとなる福岡国際マラソンで初優勝。2008年4月ロンドン・マラソンで2位。7月トヨタ自動車九州を退社。8月北京五輪マラソンで2時間6分32秒の五輪新をマークし優勝、ケニアに初のマラソン金メダルをもたらす。2009年4月ロンドン・マラソンで世界歴代7位の2時間5分10秒をマークし初優勝。10月シカゴ・マラソン優勝。2年にわたり5大都市マラソンの成績で争うワールド・マラソン・メジャーズで、2009〜2010年度の栄冠も手にした。2010年シカゴ・マラソン2連覇。2011年5月ケニア・ニャフルルの自宅バルコニーから転落し、24歳の若さで亡くなった。
出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報