貢献(読み)コウケン

デジタル大辞泉 「貢献」の意味・読み・例文・類語

こう‐けん【貢献】

[名](スル)
ある物事社会のために役立つように尽力すること。「学界発展貢献する」「貢献度」
貢ぎ物を奉ること。また、その品物
[類語]寄与献身尽力挺身ていしん奉仕奉公裨益ひえき尽くす骨身を惜しまず粉骨砕身身をにする身を削る骨身を削る命をささげるボランティアサービスアフターサービスケアアフターケアボランタリー自発的公共心公徳心犠牲犠牲的献身的ささげる捨て石利他利他心志願慈善篤志有志殉ずる篤志家

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精選版 日本国語大辞典 「貢献」の意味・読み・例文・類語

こう‐けん【貢献】

  1. 〘 名詞 〙
  2. みつぎものをたてまつること。物をささげ出すこと。また、その品物。
    1. [初出の実例]「掌金銀。〈略〉諸蕃貢献奇瑋之物。年料供進御服。及別勑用物事」(出典令義解(718)職員)
    2. 「洛中の商賈に金銀をあづけて、毎月にその息利を貢献すべしと約し」(出典:読史余論(1712)三)
    3. [その他の文献]〔国語‐呉語〕
  3. ある物事に力を尽くして、利益をもたらすこと。また、公のために力を尽くすこと。
    1. [初出の実例]「県下教育の上に貢献すること尠(すくな)からずと書いてあった」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉二)

く‐けん【貢献】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「く」は「貢」の呉音 ) =こうけん(貢献)色葉字類抄(1177‐81)〕

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普及版 字通 「貢献」の読み・字形・画数・意味

【貢献】こうけん

貢約する。〔国語呉語王親(みづか)ら之れに對(こた)へて曰く、天子命り。にして、貢獻入ること(な)し。上、以て(いの)るべからず。姓の振(すく)ふ無しと。徒(歩)遽(車)來(きた)りてぐること、日夜相ひ繼ぐ。

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