ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サモイェード語派」の意味・わかりやすい解説 サモイェード語派サモイェードごはSamoyedic languages フィン=ウゴル語派とともにウラル語族を形成している諸言語。北部サモイェード諸語と南部サモイェード諸語に大別される。北部のほうは,北ドビナ川からエニセイ川にかけて約3万人の話し手をもつネネツ語,タイムイル半島で約 1000人が話しているガナサン語,エニセイ河口に約 200人が使っているエネツ語から成る。南部に属するのは,タズ川とオビ川中流地域のセリクプ語 (3000人) と,サヤン山脈のカマス語である。カマス語はすでに絶滅したという報告もある。サモイェード語派の研究はフィンランド,ハンガリー,旧ソ連の学者によって推進されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by