サモイェード語派(読み)サモイェードごは(その他表記)Samoyedic languages

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サモイェード語派」の意味・わかりやすい解説

サモイェード語派
サモイェードごは
Samoyedic languages

フィンウゴル語派とともにウラル語族を形成している諸言語。北部サモイェード諸語と南部サモイェード諸語に大別される。北部のほうは,北ドビナ川からエニセイ川にかけて約3万人の話し手をもつネネツ語タイムイル半島で約 1000人が話しているガナサン語,エニセイ河口に約 200人が使っているエネツ語から成る。南部に属するのは,タズ川とオビ川中流地域のセリクプ語 (3000人) と,サヤン山脈カマス語である。カマス語はすでに絶滅したという報告もある。サモイェード語派の研究はフィンランドハンガリー,旧ソ連の学者によって推進されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む