サモトラケのニケ(読み)サモトラケノニケ

デジタル大辞泉 「サモトラケのニケ」の意味・読み・例文・類語

サモトラケのニケ

古代ギリシャの大理石製のニケ像。前190年ごろの作。1863年、エーゲ海サモトラキ島で発見された。ルーブル美術館蔵。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サモトラケのニケ」の意味・わかりやすい解説

サモトラケのニケ
Nikē; Nike of Samothrace

ヘレニズム期の大理石彫刻。前 190年頃の制作。空から舟のへさきに降り立った有翼のニケ (勝利女神) を表わす。頭部両腕は失われている。 1863年サモスラキ (サモトラケ) 島で発見。ロゾス島の人々が,シリアアンティオコス3世に対する戦勝を感謝して,サモスラキ島のカベイロス神域の近くに立てた像と推定される。ルーブル美術館蔵。

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