サルサール湖(読み)サルサールこ(英語表記)Bahr al-Tharthār

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サルサール湖」の意味・わかりやすい解説

サルサール湖
サルサールこ
Bahr al-Tharthār

タルタール湖ともいう。イラク中北部,アンバール県サラーフウッディーン県との境にある長さ約 100kmの貯水湖。元来は形が大幅に変化するプラヤであったが,チグリス川の洪水予防と灌漑用水確保のため,チグリス川のサーマッラー堰と水路や調整装置で連結して,水位を一定に保てるようにした。イラク中央部のやや北寄りにあるシンジャール山に水源をもって南流するサルサール涸れ川 (ワディ) が流入する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android