サルヴォーダヤ運動(その他表記)Sarvodaya Movement

山川 世界史小辞典 改訂新版 「サルヴォーダヤ運動」の解説

サルヴォーダヤ運動(サルヴォーダヤうんどう)
Sarvodaya Movement

サルヴォーダヤは社会全体の向上福利の意。ガンディーイギリスの批評家ラスキンの著書影響を受けて打ち出したインドの社会改革運動理念。1948年のガンディー暗殺後,ヴィノーバー・バーヴェーらによってこの理念にもとづく運動が組織された。なかでもブーダーン運動(土地寄進運動)は広く知られている。また,58年以降,スリランカでもサルヴォーダヤを掲げた非政府組織による農村開発運動が行われている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android