日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンゴ島」の意味・わかりやすい解説 サンゴ島さんごとう サンゴ礁からなる島、あるいはサンゴ礁に囲まれた岩島をいう。太平洋の島々には高位島と低位島の2種類のものがあり、高位のものは中央に火山岩や非石灰質の岩島がある。低位のものはサンゴ礁やサンゴ小島からなる。サンゴ小島(州島(しゅうとう))はおもにサンゴの破片や有孔虫の遺骸(いがい)などで形成され、ビーチロックなどで固められ、しだいに安定し、ヤシが茂り、集落もみられるが、台風やハリケーンなどの暴風波によって洗われることがある。[豊島吉則] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例