サンス大聖堂(読み)サンスだいせいどう(その他表記)La Cathédrale Saint-Étienne, Sens

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンス大聖堂」の意味・わかりやすい解説

サンス大聖堂
サンスだいせいどう
La Cathédrale Saint-Étienne, Sens

北フランスのサンスにある初期ゴシック建築を代表する大聖堂。大司教アンリ・ド・サングリエによって 1142年以前に起工され,68年には大部分が完成 (→ウィリアム) 。2本ずつ組合わされた円柱によって支えられている半円アーチや,厚くて広い壁体などは,ロマネスク様式からの過渡的特徴を示している。しかし同時代のサン・ドニ修道院やシャルトル大聖堂などパリ地区の初期ゴシック建築とはまったく異なった性格をもつ建築例として重要な意義をもつ。西ファサードとそれを飾る彫刻群は 12世紀末,高塔は 13世紀初頭のもので,ステンドグラスには 12~17世紀の作例も残る。

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