サンタバーバーラ海盆(読み)サンタバーバラかいぼん

最新 地学事典 「サンタバーバーラ海盆」の解説

サンタバーバラかいぼん
サンタバーバーラ海盆

Santa Barbara Basin

北米西岸カリフォルニア沖の大陸境界地に位置する海盆。北北西南南東をそれぞれ水深450mと230mの高まりで外洋と境され,第四紀後期堆積速度が120cm/1,000年を超える。完新世には貧酸素の北太平洋中層水が北側の高まりを越えて流入し,海盆の表層で生産された有機物が海底付近で分解され,貧酸素の底層水が形成されるため,葉理をもつ堆積物が形成されている。生物生産の低い氷期には葉理層と生物擾乱じようらん層が互層し,表層水温が葉理層で高く生物擾乱層で低く,それぞれがほとんど時間差なく亜間氷期と亜氷期に対応する。斜面域に海底地すべりが認められ,底生有孔虫の分析結果を踏まえて,クラスレートガン仮説の議論に登場した。参考文献J.P.Kennett et al.(2003) Methane Hydrates in Quaternary Climate Change: The Clathrate Gun Hypothesis. AGU

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