サンチョ7世(読み)サンチョななせい[きょうりょくおう](英語表記)Sancho VII, el Fuerte

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンチョ7世」の意味・わかりやすい解説

サンチョ7世(強力王)
サンチョななせい[きょうりょくおう]
Sancho VII, el Fuerte

[生]1154
[没]1234.4.7. トゥデラ
ナバラ王 (在位 1194~1234) 。サンチョ6世 (賢王)の子。アフリカムワッヒド朝に仕えてサラセン人と親交をもったことで教皇庁の不興をこうむり,カスティリアは彼の不在に乗じてアラバ,ギプスコア両州を奪った (1200) 。 1212年カスティリア王,アラゴン王と同盟して,ラス・ナバス・デ・トロサの戦いでイスラム軍に大勝した。嗣子なく,ナバラ王位は甥のシャンパーニュ伯ティボー4世に渡った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android