サーリー(英語表記)Sārī

デジタル大辞泉 「サーリー」の意味・読み・例文・類語

サーリー(Sārī)

イラン北部、マーザンダラーン州都市。同州の州都アルボルズ山脈北麓、カスピ海南岸との間に位置する。ササン朝ペルシア時代、タバリスターンと呼ばれた同地方の中心地として栄えた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サーリー」の意味・わかりやすい解説

サーリー
Sārī

イラン北部,マーザンダラーン州の州都。テヘラン北東約 180km,標高 300mに位置する。綿花オレンジの特産地。近年行政の中心地として発展し,労働人口の 70%強が商業,サービス業に従事する。公務員比率も高い。イラン全国鉄道が通過し,政府系建物,幅の広い道路なども建設された新しい町である。人口 16万 7602 (1991) 。

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世界大百科事典(旧版)内のサーリーの言及

【タバレスターン】より

…政治的に重要でなかったため,イスラム化は旧ササン朝領で最も遅く,他地方がアラブに征服されてから1世紀以上もたった8世紀半ばまで独立を保っていた。アッバース朝後期にはアーモルĀmol,ターヒル朝下ではサーリーSārīが主都であった。9世紀にターヒル朝の支配下に入り,13世紀にモンゴルの侵入を被り,15世紀にはティムール朝の版図に入った。…

※「サーリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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