法則の辞典 「しおれ係数」の解説 しおれ係数【wilting coefficient】 土壌中の水分が減少すると,植物の膨圧を維持できなくなるために植物はしおれ始める.土壌水分がある限界点に達すると,たとえ植物を水蒸気飽和の空気中においても,しおれは永久に回復しなくなる.この限界点をしおれ点という.このときの土壌の水分含量を「しおれ係数」という.水で飽和した土壌に15気圧に相当する吸引力をかけて水分を除去した際に,土壌中に残存する水分量にほぼ等しい.水分当量,または吸湿係数をもとに計算することもできる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報