しがみつく

精選版 日本国語大辞典 「しがみつく」の意味・読み・例文・類語

しがみ‐つ・く

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. しっかりと取りつく。力をこめてすがりつく。
    1. [初出の実例]「かたきにしがみつきて、刀をうばひとりて」(出典:古今著聞集(1254)一五)
    2. 「恐怖と嫌悪との為めに身をちぢめて壁に獅噛(シガ)みついた」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
  3. ある物事から離れまいとする。また、手に入れた地位などを放すまいとする。
    1. [初出の実例]「まだ凍らない人々は、ラジオにしがみつき」(出典:詩人の生涯(ラジオ・ドラマ)(1959)〈安部公房〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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