法則の辞典 「シストランス位置効果」の解説 シストランス位置効果【cis-trans position effect】 所定の遺伝子またはシストロンにおいて,ある生物体に二倍体と二つの突然変異の両者が起こる状態.同一染色体上に突然変異が起きる場合(シス位置)にはその表現型は野生型であり,異なる染色体上に突然変異のある場合(トランス位置)には突然変異体表現型が現れる.シスからトランスへの突然変異のシフトによって,組換えが突然変異体表現型の発現を起こすことがある. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報