シストリュストレ

最新 地学事典 「シストリュストレ」の解説

シストリュストレ

仏◆schistes lustrés

西アルプスPennin帯の中生界~古第三系を原岩とする結晶片岩類の総称で,語義は光沢のある片岩。本来はバリスアルプスから西~南のものをいうが,スイス東部のビュンデン片岩(Helvetia帯南縁に及ぶ)と同じで,同義語としてともに広く用いられる。主体はオフィオライトを含む優地向斜性ジュラ~白亜系で,石英質砂岩などからなる三畳系の部分は除外されることが多い。外側より内側,上位より下位デッケに変成度が高く,P.Niggliのエピメソ帯,南縁の一部ではカタ帯? らん閃石・らん晶石・十字石を含み,高圧・低温型。まれにアンモナイト・矢石の化石。一部では下位のカザンナ片岩と区別困難。構造的には古期結晶質岩からなる横臥背斜のデッケ群の間に挟まり,またそれらの核岩を袋状に包むので,中生界盆地,向斜岩類(Muldengesteine),中生界皮殻(Mesozoische Huülle)などと呼ばれる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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