したひ

精選版 日本国語大辞典 「したひ」の意味・読み・例文・類語

したひ

〘名〙 (動詞「したふ」の連用形名詞化後世「したび」とも) もみじなどが赤く色づくこと。紅葉の照りかがやくこと。また、そのもみじ。
万葉(8C後)一〇・二二三九「秋山の舌日(したひ)が下に鳴く鳥の声だに聞かば何か歎かむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「したひ」の意味・読み・例文・類語

したひ

《動詞「したふ」の連用形から》紅葉すること。また、その葉。
「秋山の―が下に鳴く鳥の声だに聞かば何か嘆かむ」〈・二二三九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android