日本大百科全書(ニッポニカ) 「シダ砂岩」の意味・わかりやすい解説 シダ砂岩しださがんWoodwardia sandstone 北海道石狩炭田の古第三紀層(石狩層群)中の一陸成層。幾春別(いくしゅんべつ)層に含められ、現在は地層名として用いられていない。シダ類化石を多産する帯緑色砂岩層で、広域にわたって追跡できることから、石炭の探鉱によい指針となった。コモチシダ類Woodwardiaを特徴的に含むほか、トクサ、ゼンマイ、コウヤワラビ、コバノイシカグマ、メシダの各類を産する。[植村和彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例