日本大百科全書(ニッポニカ) 「シチパチョフ」の意味・わかりやすい解説 シチパチョフしちぱちょふСтепан Петрович Щипачёв/Stepan Petrovich Shchipachyov(1899―1980) ソ連の詩人。貧農の子に生まれ、チャバーエフ麾下(きか)の赤衛軍に参加した革命詩人で、愛や勤労に関する多くの叙情詩も書いている。処女詩集『古き丘をめぐりて』(1923)のほか、代表作に流刑中のレーニンをうたう叙事詩『シュシェンスコエの小屋』(1944)、また自伝的中編小説『白樺(しらかば)の樹液』(1954)などがある。[草鹿外吉] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例