北アメリカ西部のロッキー山脈東麓(とうろく)に吹き下りてくるフェーン風の一種。シヌーク、チヌークともいう。この乾熱風によって雪がみるみるうちに融(と)けるのでスノー・イーターsnow eaterともいう。この風が吹き下りてくると、気温はわずか15分くらいの間に10~20℃も上がる。モンタナ州のハーブルHavreでは、わずか3分間で気温がマイナス11.7℃からプラス5.6℃まで上昇したという記録がある。この突然の昇温後、気温はさらに激しく上昇するが、これは、その地点で暖気団と寒気団の著しい出入りがあるからである。シヌックの吹くときは、平原上は一般に晴れているが、山岳地帯は弧状の雲に覆われる。これをシヌック・アーチchinook archという。
[根本順吉]
東日本大震災を受け2011年6月に成立した津波対策推進法で、故事「稲むらの火」にちなみ、11月5日と定めた。江戸時代の1854年11月5日(旧暦)、安政南海地震で大津波が発生。現在の和歌山県広川町で...