北アメリカ西部のロッキー山脈東麓(とうろく)に吹き下りてくるフェーン風の一種。シヌーク、チヌークともいう。この乾熱風によって雪がみるみるうちに融(と)けるのでスノー・イーターsnow eaterともいう。この風が吹き下りてくると、気温はわずか15分くらいの間に10~20℃も上がる。モンタナ州のハーブルHavreでは、わずか3分間で気温がマイナス11.7℃からプラス5.6℃まで上昇したという記録がある。この突然の昇温後、気温はさらに激しく上昇するが、これは、その地点で暖気団と寒気団の著しい出入りがあるからである。シヌックの吹くときは、平原上は一般に晴れているが、山岳地帯は弧状の雲に覆われる。これをシヌック・アーチchinook archという。
[根本順吉]
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