シビエラ文化(読み)シビエラぶんか(その他表記)Shiviera culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シビエラ文化」の意味・わかりやすい解説

シビエラ文化
シビエラぶんか
Shiviera culture

ロシア,アンガラ川,バイカル湖沿岸地方の初期青銅器時代の文化。グラズコボ期に続く時期で,前 1300~900年と考えられている。イルクーツクより 200kmほど下流,アンガラ川右岸のシビエラで発見された墳墓群からこの名がある。墳墓の構造は,グラズコボ期のものに類似し,板石で舟形墓壙を造ったものもある。墓の方向は,川の方向を向くものとされ,埋葬された人骨は,側臥の強い屈葬を示している。副葬品には,土器石器,軟玉製腕輪,軟玉製有孔円盤,へび形銅製品,いのしし,しかの牙などがある。なお,まれに火葬の例もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む