ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンガラ川」の意味・わかりやすい解説
アンガラ川
アンガラがわ
reka Angara
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ロシア連邦、中央シベリアを流れる川。バイカル湖を水源とする唯一の川で、クラスノヤルスクとイルクーツクの州境となり、エニセイ川に合流する。長さ1779キロメートル、流域面積約104万平方キロメートル。上流部の河岸は非対称で、左岸が100メートルにも及ぶ急崖(きゅうがい)をなし、右岸は緩傾斜である。中央シベリア台地を刻む部分は、かつて早瀬であったが、ブラーツク・ダムができたため湖水に変わった。豊富な水量を利用して、アンガラ・カスケードとよばれる六つのダム建設計画が立案され、このうちイルクーツク、ブラーツク、ウスチ・イリムスクの3ダムが完成した。なかでもブラーツク水力発電所は計画発電能力450万キロワットで、世界最大級の規模を誇り、この電力を利用して、アルミニウム工場が建設されている。流域は鉄鉱、石炭、マグネサイト、岩塩などの地下資源に富み、シベリア開発の最重点基地である。
[小宮山武治]
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...