しゃなぐる(読み)シャナグル

デジタル大辞泉 「しゃなぐる」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐なぐ・る

[動ラ四]《「しゃ」は接頭語》手荒に払いのける。かきむしる。かなぐる。
「耳をとらまへて―・れば」〈浄・富士見西行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しゃなぐる」の意味・読み・例文・類語

しゃなぐ・る

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 乱暴に払いのける。かきむしる。むしり取るように引っぱる。かなぐる。
    1. [初出の実例]「素袍袴の帯紐も引しゃなぐるやら引切やら」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android