しゃなしゃな(読み)シャナシャナ

精選版 日本国語大辞典 「しゃなしゃな」の意味・読み・例文・類語

しゃな‐しゃな

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. しゃなりしゃなり
    1. [初出の実例]「朝ゐの床をはつる小娘〈卜尺〉 しゃなしゃなとしししに行けば乱髪〈松臼〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)下)
  3. 細く弱々しいさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「造り物、本舞台一面に嶮岨なる岩山。〈略〉岩壺よりしゃなしゃな水を吹き上げ」(出典:歌舞伎・鳴神(日本古典全書所収)(1742か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android