シャモス石(読み)シャモスせき

最新 地学事典 「シャモス石」の解説

シャモスせき
シャモス石

chamosite

緑泥石族鉱物の一種。比較的Fe2O3に富むレプト緑泥石(あるいは第一鉄第二鉄緑泥石)系に属する。化学組成式(Fe2+, Mg, Fe3+)6[(OH)8Al0.8~1.2Si3.2~2.8O10]で与えられる。単斜型(−1MⅡb)・直方型(−1OⅠb)・三斜型(−1A)のポリタイプが知られている。また単斜型には2種類の異なった格子定数のデータが与えられている。空間群C2/m・C2。単斜格子をもつものの格子定数の一例はa0.5373nm, b0.9306, c1.4222,β97.88°,他の例はa0.540nm, b0.936, c1.403, β90°,いずれも単位格子中4分子含む。硬度2,比重測定例3.12。緑灰・暗緑・黒色,土状。劈開{001}に完全。堆積岩の主成分をなして産するものや,これが分解したものは鉄鉱床として利用されることもある。命名は原産地フランスのChamosonにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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