ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャルキーヤ県」の意味・わかりやすい解説 シャルキーヤ〔県〕シャルキーヤal-Sharqīyah エジプト北部ナイルデルタ東部地帯の県。スエズ運河の西で地中海に接している。県都はザカージーク。平坦なデルタ地帯で,シャルキーヤ運河,イスマーイーリーヤ運河などいくつかの運河が県内を貫流し,豊かな灌漑農業地帯を形成している。主要産物は綿花,米,小麦,穀物。主要都市はほかに,18世紀まで県都だったビルベイスや,ファークースなどがあり,交通,運輸の便はきわめてよい。昔から外国の侵入軍のルートで,ローマ時代の遺跡も多く,中世にはコプト教会派とイスラム教徒の反乱が相次いだ。面積 4180km2。人口 376万 6000 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by