シャンファラー
しゃんふぁらー
Shanfarā
(?―525ころ)
イスラム以前の古代アラビアの勇壮詩人。幼少のころ他部族に捕らえられて成人するが、のちにこの部族の100人を殺すという誓いをたて、死の直前になってこの誓いを果たしたと伝えられる。古代アラブの武人の勇気と自由をたたえてタアッバタ・シャッランと並び称される。各節の末尾がすべてl(エル)で終わる『ラーム韻詩集』は、アラビア文学史の初期を飾る傑作である。
[内記良一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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