普及版 字通 「シュウ・しろみず」の読み・字形・画数・意味
14画
[字訓] しろみず
[説文解字]
[字形] 形声
声符は脩(しゆう)。脩は長い乾肉の意であるが、おそらく修と通用するもので、修は修祓、みそぎを意味する。米のとぎ汁をといい、また腐りかけた水、小便をというのは、すすぎ水として捨てたものと同一とされたのであろう。〔説文〕十一上に「久しき(しろみづ)なり」とあり、前条の「潘は米を淅(と)ぎたる汁なり」「は潘なり」につづいてをあげ、次にをあげる。はとぎ汁の古びたものの意であろう。
[訓義]
1. しろみず、とぎ汁。
2. とぎ汁の古いもの。
3. くさりかけの水、くさりはじめた食べもの。
4. 溲(しゆう)と通じ、こねる、湯を加えてこねる。
5. 小便、臭い汁。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ナガシ
[語系]
siu、溲shiuは声近く、通用することがある。
[熟語]
滑▶・漿▶・食▶・濯▶・滌▶
[下接語]
漸
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報