小便(読み)ショウベン

デジタル大辞泉の解説

しょう‐べん〔セウ‐〕【小便】

[名](スル)
老廃物として腎臓で血液中から濾過(ろか)され、尿管から膀胱(ぼうこう)にたまり、尿道を経て体外に排出される液体。また、それを排出すること。尿。ゆばり。小用。小水。「小便に立つ」「寝小便」「立ち小便」「小便小僧」
いったん約束した売買を一方的にとりやめること。「契約を小便されてはたまらない」

しょん‐べん【小便】

[名](スル)しょうべん(小便)」に同じ。

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大辞林 第三版の解説

しょうべん【小便】

( 名 ) スル
血液中の水分や老廃物が腎臓で濾過されて体外に排出されるもの。また、それを排出すること。尿によう。ゆばり。小水。小用。しょんべん。 → 尿
契約後に、売り手・買い手のいずれかが不当に契約を破棄することを俗にいう語。 「いかにも負けてやりませうが、又-する事はならぬぞ/咄本・露休置土産」
ひやかし。 「 -を四十七人せずに居る/柳多留 22
[句項目] 小便一町糞一里

しょんべん【小便】

( 名 ) スル
「しょうべん(小便)」の転。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しょう‐べん セウ‥【小便】

〘名〙
① (━する) 血液中の老廃物および水分が腎臓で濾過(ろか)されて、膀胱(ぼうこう)から尿道を通って体外に排出されるもの。また、それを排出すること。尿。小用。小水。しょんべん。ゆばり。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※今昔(1120頃か)二九「小便の急也(なり)けるにや、築垣に向て南向に突居(ついゐ)て尿(ゆばり)をしければ」
※日葡辞書(1603‐04)「Xôben(ショウベン) スル」 〔漢書‐張安世伝〕
② (━する) 売買などの契約後に、売手か買手かが不当にその契約を破ること。中途で違約すること。また、物事を中途でやめたり、廃止したりすること。破約。しょんべん。
※仮名草子・竹斎はなし(1672頃)下「かんよき時分に、先たべまいといふておもてへ出る。其時男はしり出て、せうべんはさせぬといひて」
雑俳柳多留‐二二(1788)「小便を四十七人せずに居る」
※雑俳・柳多留‐五(1770)「小便をいめばきりゃうがどっとせず」

しょん‐べん【小便】

〘名〙 (「しょうべん(小便)」の変化した語)
※洒落本・まわし枕(1789)「おめへがはたけへおりて、しょんべんをしていたときだものを」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「たまたま直(ね)が出来たら小便(ションベン)か」

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世界大百科事典内の小便の言及

【尿】より

排出【佃 弘子】
【ヒトの尿】
 血漿成分を原料として腎臓でつくられ,尿路(尿管,膀胱,尿道)を通して体外に排出される液体。俗にいう小便,小水のこと。尿には体内の種々の代謝産物のうち,生体にとって不必要ないわゆる老廃物や過剰物質などが含まれる。…

※「小便」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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