デジタル大辞泉
「小便」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょう‐べんセウ‥【小便】
- 〘 名詞 〙
- ① ( ━する ) 血液中の老廃物および水分が腎臓で濾過(ろか)されて、膀胱(ぼうこう)から尿道を通って体外に排出されるもの。また、それを排出すること。尿。小用。小水。しょんべん。ゆばり。〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「小便の急也(なり)けるにや、築垣に向て南向に突居(ついゐ)て尿(ゆばり)をしければ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九)
- 「Xôben(ショウベン) スル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- [その他の文献]〔漢書‐張安世伝〕
- ② ( ━する ) 売買などの契約後に、売手か買手かが不当にその契約を破ること。中途で違約すること。また、物事を中途でやめたり、廃止したりすること。破約。しょんべん。
- [初出の実例]「かんよき時分に、先たべまいといふておもてへ出る。其時男はしり出て、せうべんはさせぬといひて」(出典:仮名草子・竹斎はなし(1672頃)下)
- 「小便を四十七人せずに居る」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))
- ③ 「しょうべんぐみ(小便組)」の略。
- [初出の実例]「小便をいめばきりゃうがどっとせず」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))
しょん‐べん【小便】
- 〘 名詞 〙 ( 「しょうべん(小便)」の変化した語 )
- ① =しょうべん(小便)①
- [初出の実例]「おめへがはたけへおりて、しょんべんをしていたときだものを」(出典:洒落本・まわし枕(1789))
- ② =しょうべん(小便)②
- [初出の実例]「たまたま直(ね)が出来たら小便(ションベン)か」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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普及版 字通
「小便」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の小便の言及
【尿】より
…[排出]【佃 弘子】
【ヒトの尿】
血漿成分を原料として腎臓でつくられ,尿路(尿管,膀胱,尿道)を通して体外に排出される液体。俗にいう小便,小水のこと。尿には体内の種々の代謝産物のうち,生体にとって不必要ないわゆる老廃物や過剰物質などが含まれる。…
※「小便」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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