普及版 字通 の解説
9画
[字訓] ささやく・そしる
[説文解字]
[字形] 会意
口+耳。ささやく。〔説文〕二上に「聶語(ぜふご)なり」、〔玉〕に「、口舌の聲なり」とあり、もと耳もとで囁(ささや)くようにいうときの擬声語である。
[訓義]
1. ささやく、その声。
2. そしる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 クチノサキラ・クチバシ・サキラ・クフ・クチハキ 〔立〕 クチシタノコヱ・クチサキラ・ヤハラカナリ
[声系]
〔説文〕に声として・楫・揖・緝など九字を収める。小さなものを、数多くうちかさねる状態のことをいう語である。
[語系]
・緝tsipは同声。集・dzipおよび雜(雑)dzp、dziutなども声義近く、一の語系となしうる。
[熟語]
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報