シュトークワ(その他表記)Chautauquas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュトークワ」の意味・わかりやすい解説

シュトークワ
Chautauquas

アメリカ,ニューヨーク州のシュトークワ湖畔で開設される夏季野外講習会。また,それから派生したシュトークワ方式の夏季文化講習会のこと。 1820年代からアメリカ中西部諸州で次第に発展したライシウム運動と並行して発達し,南北戦争以後急速に普及した。シュトークワ湖畔で開催される日曜学校教師と教会活動家のための訓練集会に端を発したので,当初は宗教的性格が強かったが,計画は次第に拡大され,一般教養や通俗的な娯楽行事を含むようになった。のちには,夏季講座のほか系統的な家庭読書や通信教育学習なども補助的に加味されていった。 83年,のちのシカゴ大学長ハーパーが教育面の指導者に就任するに及んで,著名人を講師に迎えることができるようになり,1900年までに,神学校と通信学校と出版部を備えるにいたった。ニューヨーク州の成功は,全米的にこれを原型とする多数の「シュトークワ」の設立を促し,1900年までに 400をこえる地方集会が開催されるほどの発展を示した。他方,ライシウム運動からの働きかけも加わり,地域を移動して歩く講師や音楽家を派遣するようになった。 24年をピークにして,移動式シュトークワは退勢に向ったが,元祖のシュトークワ組織は存続し,現在も交響楽団演奏会,オペラ演劇,大学サマースクール,講演会などを含む多様なプログラムを提供している。

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