シュ・みこ

普及版 字通 「シュ・みこ」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] シュ
[字訓] みこ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は須(しゅ)。〔説文〕十二下に「女の字(あざな)なり」とし、「楚詞に曰く、女(じよしゆ)の嬋(せんゑん)なる」という〔楚辞離騒〕の句と、また「楚人、姉を謂ひてと爲す」という賈逵(かき)の説とを引く。女は旧説では屈原の姉と解されているが、中の表現から考えると、この作品を生んだ楚巫集団の中の対立者である女巫の指導者であったと考えられる。はまた孀(そう)・嬬(じゆ)ともいわれるものであろう。〔易、帰妹、六三〕「妹を歸(とつ)がしむるに須を以てす」とあり、須を爽・陸績本に孀に作り、嬬の意である。

[訓義]
1. みこ。
2. 楚では、姉をいう。
3. 嬬と通じ、わかい女。女の字(あざな)。

[語系]
sioは嬬njioの楚語にあたるものであろう。嬬はもと儒に対して、女巫をいう語であったと思われる。

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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