デジタル大辞泉 「離騒」の意味・読み・例文・類語 りそう〔リサウ〕【離騒】 《「離」は遭う、「騒」は憂え。憂えに遭あう意》「楚辞」の代表的な長編詩。中国の戦国時代、楚その屈原の詩で、讒言ざんげんによって王に追放され、失意のあまり投身を決するまでの心境を夢幻的にうたったもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「離騒」の意味・読み・例文・類語 りそうリサウ【離騒】 ( 「離」は遭う、「騒」は憂い。憂患に遭遇する意。一説に、心中の不平の意で、「牢愁」に通じる ) 中国戦国時代、楚の屈原の著わした長編詩。讒言(ざんげん)によって朝廷を追われた屈原が理想の君主に会えない不運を、美人を求めてさまよう身に寓して夢幻的にうたった作品。いわゆる「楚辞」の首編で、代表作であり、その代名詞ともなっている。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例