しょうこと

精選版 日本国語大辞典 「しょうこと」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ことせう‥

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せ(為)んこと」の変化した語 ) なすべき方法。しかた。しよう。せんかた。多く「しょうこともない」「しょうことがない」などの形で用いる。
    1. [初出の実例]「祠りはてて後、せうことは無し、をとぼいて詩を作て遊ぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)三)
    2. 「おめへりきんでもはじまらねへ。どふもしやうことがねへハさ」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android